2014年5月31日土曜日

イギリス訪問レポート①

こんにちわ。
アリュメール本店 よしだです。

5月20日~29日の間で『薪ストーブ市場』のリサーチを兼ねて、
イギリスに出張して参りました。










こちらの画像はイギリス南部の西海岸にあるPort Isaac(ポート アイザック)
と言う小さな小さな港町。当店で取り扱っているメーカーの一つ、
ハンターストーブ社の工場と倉庫にほど近いところに宿にした。
ロンドン ヒースロー空港より地下鉄でパディントン駅まで移動し、
1時間に1本の電車に乗り継ぎ、エクセター駅まで約3時間。
更に車で2時間半の道のりを経て到着。

画像を良く見て頂けると分かりますが、
屋根にはたくさんの煙突が出ています。
ロンドンなどの市街区は別にし、車で少し郊外へと出ると
100%近い確率で暖炉または薪ストーブの煙突を見る事が出来ます。
それだけ薪ストーブが普及している証。
もともと各家庭には暖炉があり、ガスなどが普及する前から薪や
石炭、コークスを燃料とする調理場があった事から
生活に『火』がある事が当たり前だった時代から引き継がれている事が
この普及率に大きく影響している。

では日本では?

もともと日本でも調理に薪や炭を利用していた。
風呂を沸かすのも薪。
暖を取るには囲炉裏や火鉢だった。
日本の経済成長で追求した『利便性』。
便利になった分、『火』がもたらす心のゆとりや安らぎを
失ったように感じる。

薪ストーブを利用している方々にはご理解頂けるかと思うが、
ストーブの『火』を見ていると心が落ち着く。
薪ストーブの暖は身体の芯まで温まる。
決して、石油ヒーターやエアコンからは得られない『暖』。
イギリスではこの『暖』を今でも大切にしているのだ。

さて、Port Isaacの小さなB&B(ベッド&ブレックファースト)の
一階は小さな港町で活躍中の作家さんたちのギャラリーとなっている。






















2階には客室と宿泊者が共有するリビングルームがある。
そのリビングルームにはやはり薪ストーブがあった。

















あれ!このストーブ。。。。
何かの面影を感じる。。。。

ハンターストーブの初期モデル。
今から40年以上も前の薪ストーブが現在も活躍中だったのです。

なんだか。。。。
ご先祖様に会えた気持ちになり、両手を合わせて拝んでしまいました。

さて、
徒歩でも十数分もあれば一周できてしまう町だが、散策に出かけてみた。
先ずは喉も乾いていた事もあり、宿に近いPUBで地ビールを頂く事にした。
常温より少し低い温度で炭酸も強くないイギリスのビール。
日本では敬遠されそうだが、試してみるとこれが旨い。
コップを片手にカウンターから奥の客室へと移動。

















おいおい!
ここでもまたお前と会えるなんて。。。。。
日本でも少しづつですが、
お馴染みのハンターストーブ ヘラルド8です。

お店のセンスもいいし、無造作に置かれたコッパー鍋もいかしてます。
日本ではメンテナンス等で各ご家庭にお邪魔すると
どなたさまも綺麗に使用されている方が大変に多い事が分かります。
綺麗に使っていただけると施工させて頂いた側から見ても
大変にうれしい事でもありますが、
思い通りに使って頂き、その家庭に浸透した趣になった
薪ストーブも味わいが深く、それはそれで格好良かったりします。

こちらのヘラルド8もPUBの雰囲気と意気投合し、
冬は来店されるお客様のお酒も更においしくしてくれる事でしょう。
次回は冬に来たくなりました。

さて、こちらのヘラルド8ですが。
よ~く見ると。。。。。
オプションのボイラー機能を設けた薪ストーブでした。
バッフルプレートが水タンク型になっており、
室内を温めながら効率よく温水を作り出すシステム。

















ストーブ本体の右側から銅管がお分かり頂けますか?
一本はストーブの炉内で温められた温水が熱交換器へと運び出され、
熱を奪われた低温の水が薪ストーブへと戻ってくる仕組み。

このシステムを更に効率よくエコに使用した場合の図がコチラ!





















実は。。。
アリュメールでは日本での実用化に向け、
既に実験を開始しております。
イギリス本土の技師の指導の上、順調に稼働しています。
詳しい事は当店のスタッフにお気軽にご相談下さい。

薪ストーブライフをより楽しく、美しく
ALLUMER(アリュメール)



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