世界には数え切れないほどの薪ストーブが存在します。
日本で販売されているメーカーはほんの一部。
何故、薪ストーブに
そんなに種類やメーカーがあるの?
と言う疑問が生まれませんか?
答えは簡単!
それは需要があるから。
需要がなければ作っても売れませんね。
車だって『乗る人』がいるから車を生産する。
車を必要とする人が多いから大量生産する。
車を必要とする人が多ければ、使用目的だって多種多様。
だから。。。
世の中にはたくさんの自動車メーカーがあって、
それぞれのメーカーが使用目的に合わせて
色々な車種を生産している。
一方!
メーカーが増える事で次に起こる事は何でしょう?
それは。。。
技術競争(トルク・燃費・居住性・安全性・・・・)
価格競争(宣伝広告・シェア獲得・・・・・・・・・・)
薪ストーブも全く同じ事が言えます。
先ずはこちらの資料をご覧ください。
『こちら』
大阪ガス株式会社様が独自に調査した
資料があります。
こちらの資料では薪ストーブについて
日本、イギリス、アメリカを対象に調査した内容が記載されています。
イギリスは薪ストーブまたは暖炉の普及率が高い事が分かります。
高い普及率=需要の多さ
需要が多い事で各メーカーは常に
『技術競争』+『価格競争』
の渦中にいる訳です。
国民から支持されるメーカーは生き残り。
『企業努力』が実らなければ生き残れない。
そんな過酷な競争の中で生まれた薪ストーブこそが
優れた機能を持った薪ストーブなのではないかと
私たちは考えます。
イギリス製の『薪ストーブ』5つ共通点
①低燃費な薪ストーブであること
イギリスは日本や北欧に比べ森林保有国ではありません。
<参考>
1位 仏領 ギアナ
12位 フィンランド
17位 スウェーデン
19位 JAPAN
104位 アメリカ
159位 イギリス
従って、
イギリスでは燃料となる『薪』は決して
安価な燃料ではないと言う事が予測できますね。
『薪燃料』が安価でなければ、
薪ストーブの条件として低燃費でなくてはなりません!
その低燃費薪ストーブを生産する上で一番大切な事は
余計な燃焼用空気を取り入れない事。
すなわち、消耗品となる耐熱セメントやガスケットに頼らず、
溶接してしまう事です。
②排気がクリーンであること
18世紀半ばから19世紀にかけて産業革命の発祥地となったイギリス。
急激な発展と共に深刻な環境汚染が問題になりました。
※ロンドンスモッグ事件など
イギリスでは薪ストーブの販売にあたり厳しい基準を設けた
EU加盟国安全基準 CEマークの他に
更に厳しいイギリス独自の基準のDEFRA(カーボンオフセット)認定を
受けるよう定められています。
③鋼板製の薪ストーブであること
イギリスを含むヨーロッパ諸国では住宅性能(断熱性+気密性)が
向上した事で大型で高出力の薪ストーブは不要になりました。
薪ストーブが放った暖気は建物内に長く残り、
冬は室温が冷めにくい住宅となったからです。
すなわち、蓄熱する素材である必要もなく、高出力である必要もないのです。
日本では2020年には建築基準法で省エネ基準の義務化が施行されます。
この義務化により、ますます断熱性及び気密性の高い住宅が
日本にも増えると同時にヨーロッパの住宅基準と限りなく近づく事でしょう。
④長く使えること
イギリスではアンティーク家具や食器がたくさん残る国でも有名です。
これは物が豊富と言う事ではなく、
『大切に使い』、『捨てない』と言う文化が根強く残っている証し。
薪ストーブにも同じことが言えます。
先ずは頑丈であること!
炭鉱の国で知られるイギリスでは燃料に
石炭やコークスを使用する事も多い。
薪燃料よりも高温になる石炭、コークスにも耐えられる設計と
使用する材料でなければなりません。
直ぐに故障してしまうような薪ストーブは
国民に選ばれる事はないのです。
また、メーカーの都合で生産終了となっても
スペアパーツを長期に供給できる企業体制、
または簡単に再生できる単純構造であることも重要なのです。
⑤ランニングコストが安いこと
※ランニングコストが極力かからないこと
イギリスはドイツやオランダに続き、
倹約家の国民が多い国。
倹約とは『無駄を省いて出来るだけ出費をなくすこと』
節約は『今まで以上に出費を抑えること』
定期的な薪ストーブや煙突のメンテナンスも
休日を利用して自分でやれれば無駄な出費は必然的に
抑えられる。
『自分でメンテナンス』となれば、
部品数が少なく、消耗品も少ない薪ストーブに限る。
更に特別な道具がなくても簡単に脱着できれば
なおさら良い。
日本の薪ストーブライフも時代を重ねる毎に変化しています。
また郊外や別荘地の利用から平野地や都心部へと急ピッチで浸透しています。
薪ストーブを利用される地域も変われば使い方も変わります。
入手できる薪の種類も当然変わってきます。
薪ストーブは電気を使わない耐久性の高い暖房器具として
永く使うためにも自分たちのライフスタイルに合わせ、
ストレスのない機種選びをして頂きたく思います。
これから薪ストーブライフの導入を検討されている方、
現在、機種選びで悩まれている方に
今回の記事が参考になれば幸いです。
埼玉県東松山市上野本1871-3
TEL 0493-22-7272 FAX 0493-22-7277
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