英国でトップシェアを誇る薪ストーブメーカー『ハンターストーブ』。
炭鉱の国でもあるイギリスではこれからご紹介する薪ストーブで
石炭を始め、コークス、豆炭を燃料にする利用者も少なくありません。
<豆知識①・・・・マメタンと薪の熱量カロリー比較>
マメタン1kgの熱量は5,500kcal~6,000kcalに対し、
薪(含水量15%未満)の熱量は3,000kcal~4,000kcal
<豆知識②・・・・CO排出量と排気温度の比較>
※ハンターストーブ ヘラルド14にて酸素13%の燃焼時
●CO排出量
マメタン(スモークレス燃料)-----0.18%
薪(含水量15%未満)-----------0.57%
●排気温度
マメタン(スモークレス燃料)-----339℃
薪(含水量15%未満------------275℃
上記の数値からも分かるようにマメタンは薪に比べ
熱量が高い事がお分かり頂けます。
ハンターストーブは薪を含め石炭、コークス、マメタンを燃料にする事も前提に
高温にも耐えられる設計となっている。
その理由として。。。。
薪を燃焼する事を前提にした鋼板製の薪ストーブの大半に使用される
鋼板の厚みは3mm~3.5mmが主流。一方、ハンターストーブは5mm以下の
材料は使用していない事が高温への耐久性を高めていると言える。
従って、薪の燃焼を前提とした薪ストーブでマメタンを燃焼すると
故障や破損の原因となると考えて良い。
更に、ハンターストーブでは
マルチ燃料モデルとウッド専用モデルから選ぶ事が出来る。
薪の他にマメタン、石炭、コークスも燃料にしたいと言う方は
『マルチ燃料モデル』を選ぼう。
薪だけを燃料に。。。と言う方はウッド専用モデルとなる訳だ。
では、早速内部の違いを見て行こう!
先ずは『マルチ燃料モデル』の燃焼室から見て頂きます。
マメタンの燃焼には沢山の酸素を必要とするため、
燃焼室の底(グレート)が装着され空気の流れを良くした構造となっている。
ストーブ本体の右側面に設置されているレバーを前後に揺する事でグレートが交互に稼働し、
灰を灰皿へと落としてくれる。
『ウッド専用モデル』ではグレートが取り外され、
燃焼室が広くなっている。
常に燃焼室にはたっぷりの灰を入れておくことがポイント。
日本にある『囲炉裏』の原理が生かされている。
たっぷりの灰がある事で薪の完全燃焼を促し、
灰がしっかりと蓄熱し、薪の鎮火後も継続して暖気を放出してくれる。
燃焼室の高さを得る事で薪ストーブクッキングも存分に楽しめる。
では、実際に『マメタン』を燃焼してみよう!
通常の着火剤を少し多めに中心にセット。
火傷に注意しながら着火剤に点火。
着火剤の火を消さないようにマメタンを投入。
マメタンの製造元に確認してみると、
従来に比べ石炭特有の匂いは抑えて製造しているとの事。
従って、煙も薪に比べ極度に少なく、匂いも少ないことで
密集住宅でも安心して利用できる。
しばらくすると、着火剤の火が徐々に『マメタン』に引火する。
前にも記述したが、『マメタン』の燃焼には酸素を多く必要なので、
プライマリーエアー(一時燃焼空気)の窓は全開で焚く。
徐々に火が広がっていきます。
ここまでの動作もいたってシンプル。
20分もすると広範囲に火が広がり、本体からもしっかりと暖気が感じられる。
ホームセンターでも手軽に入手できる燃料『マメタン』
ハンターストーブのマルチ燃料モデルなら薪が不足したり、
長時間燃焼をさせたい時は助かりますね。
ちなみにホームセンターでは紙袋に12kg入って1200円前後。
薪よりも燃焼時間が長いことで薪の消費量と比べても
決して高い燃料ではない。
昔から人々に愛されている『マメタン』を見直してみよう。
きっと薪ストーブライフがもっと楽に、身近になると思います。
ちなみに。。。。
アリュメール本店の店長は今年からどんどん『マメタン』を使用するそうです。
実演機をご覧になりたい、体感してみたい。
是非、アリュメールにご来店下さい。
<注意!>
全ての薪ストーブで『マメタン』が使用できる訳ではありません。
薪を燃料に設計、製造された薪ストーブで『マメタン』を燃焼させると
破損の原因になります。詳しくはお問合せ下さい。
ハンターストーブ正規販売代理店
薪ストーブライフをより楽しく、美しく
ALLUMER(アリュメール)
埼玉県東松山市上野本1871-3
TEL 0493-22-7272